Looker プロダクトファミリーを使ってデータ利活用を充実させよう!

こんにちは。Google Cloud カスタマーエンジニアのHuskyです。
この記事はLooker Advent Calendar 2022の記事の一つとして執筆しています。

2022年10月22日にGoogle Cloud Next’22が開催されました。
日本ではデータポータルという名前で親しまれていたData StudioがLookerのプロダクトファミリーに追加され、Looker StudioとしてリブランディングされたことがKeynoteで発表されました。
(発表の詳細についてはこちらを参照)

これにより、Google Cloudには異なるキャラクターのBIに関連する製品が3つ並ぶことになりました。
3製品の概要は以下の通りです。

Looker Studio : 従来Data Portalと呼ばれていたセルフサービスBIツール。無償で利用が可能。
Looker Studio Pro : Looker Studioの有償版。エンタープライズ向け機能やテクニカルサポートが付随。
Looker : 従来からLookerとして提供していたビジネスロジックを含めた定義の一元管理が可能なデータプラットフォーム。

また、Looker Studioの発表と同時にLooker StudioでLooker上で定義されたデータモデルをデータソースとして利用が可能となるコネクターのPublic Previewも発表になりました。

この発表とNext’21で発表のあったTableauとのインテグレーションにより様々な用途のデータ活用シナリオに対応することが可能になりました。

従来、BIツールを選ぶ際に「どのツールが優れているか」といった視点で一つの製品を選定するケースが大半でしたが、利用者の目的、スキルレベルなどに合わせて柔軟なツール選択をすることが出来るようになりました。
下図は全社でデータ活用を促進しようと考えた場合の参考の構成図です。
 

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もちろん、このような大規模な構成をいきなりとらなくても、 Looker Studio でデータ分析に親しむところから始め、チーム間での利用を考慮して Looker Studio Pro にアップグレードし、全社利用に進むために Looker でセマンティックモデリングレイヤーを構築しガバナンスを強化する、といった具合に自社の状況に合わせて段階的に利用を始めていくということも検討できるのではないでしょうか。

Next’21、Next’22と2年連続でKeynoteのトピックにLookerが入ってくることから、今後も皆さんのデータ活用を支援していくことに力を注がれることが期待できそうです。

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