Legacyダッシュボードから新しいダッシュボード表示への移行について

LookerではLegacy表示のダッシュボードから新しいダッシュボードの表示に徐々に移行しようとしています。

その一環として、先日リリースされたLooker 21.20では、ダッシュボードとLegacyダッシュボードのURLルーティングに変更を加えています。

Dashboard タイプ

Lookerバージョン21.18以前のURL

Lookerバージョン21.20以降のURL

新しい表示のダッシュボード 

https://instance.looker.com/dashboards-next/1

https://instance.looker.com/dashboards/1

Legacy ダッシュボード

https://instance.looker.com/dashboards/1

https://instance.looker.com/dashboards-legacy/1

  • この変更により、既存のダッシュボードへのリンクやブックマークが壊れることはありません。

  • dashboards-next/を使ったリンクやブックマークは、自動的にdashboards/にリダイレクトされます。dashboards/へのリンクやブックマークは、Legacyダッシュボードではなく、新しいダッシュボードの表示へ遷移します。

  • Lookerインスタンス内でLegacyダッシュボードにrevertされていないダッシュボードは、デフォルトで新しいダッシュボードの表示になります。


 

Lookerをバージョン7.18 (2020年10月)以降に導入した場合

ユーザ定義ダッシュボードについては、お客様のインスタンスはすでに新しいダッシュボード表示がデフォルトとなっており、ダッシュボードはユーザが作成したとおりに表示されます。Looker 21.20以前のLegacyダッシュボードは、Looker 21.20以降もLegacyダッシュボード表示のままです。

LookMLダッシュボードおよびAPI経由で作成されたダッシュボードについて、preferred_viewerパラメータが設定されていない場合は、新しいダッシュボード表示にアップグレードされます。Legacyダッシュボードとして維持するには、preferred_viewerパラメータをダッシュボードに設定してください。

埋め込みダッシュボードも、新しいダッシュボード表示にアップグレードされます。Legacyダッシュボードとして維持するには、URLが /embed/dashboards-legacy/を含むように更新してください。


 

Looker をLooker 7.18 (2020年10月)以前に導入した場合

Looker 21.20時点では、インスタンス上のダッシュボードは、Legacyダッシュボード表示にrevertされていない限り、新しいダッシュボード表示がデフォルトとなります。

以下の設定のダッシュボードは、引き続きLegacyダッシュボードとして表示されます。

  • Legacyダッシュボードにrevertされたユーザー定義ダッシュボード

  • preferred_viewer パラメーターが設定されている LookML ダッシュボード

  • preferred_viewerパラメーターが設定されている、API経由で作成されたダッシュボード

以下の設定のダッシュボードは、Legacyダッシュボードから新しい表示のダッシュボードにアップグレードされます。

  • Legacyダッシュボードにrevertされていないユーザー定義ダッシュボード

  • preferred_viewer パラメータが設定されていないnewspaperレイアウトの LookML ダッシュボード

  • preferred_viewer パラメータが設定されていない、API経由で作成されたダッシュボード

  • URL に /embed/dashboards/が含まれている埋め込みダッシュボード

特定のダッシュボードをLooker 21.20以降もLegacyダッシュボードとして保持したい場合は、下記の「Legacyダッシュボードを引き続き表示したい場合」を参照してください。

URLルーティングの変更を延期したい場合は、下記の「ダッシュボードのURLルーティングの変更を延期する」を参照してください。

Legacyダッシュボードを引き続き表示したい場合

Lookerは2022年にLegacyダッシュボードを完全に廃止する予定です。現在、お客様からのご意見を取り入れ、新しいダッシュボード表示に新機能を追加しています。移行期間中も、Legacyダッシュボードを引き続き使用することができます。

Legacyダッシュボードを引き続き表示するには、ダッシュボードの種類に応じていくつかの方法があります。

ユーザー定義のダッシュボードをLegacyダッシュボード表示に戻す

21.20以降もLegacyダッシュボードとして残しておきたいユーザ定義ダッシュボードがある場合は、Legacy表示に戻すことができます。

ダッシュボードをLegacyダッシュボード表示に戻すには:

  1. Admin > General > Legacy Features >  Revert to Legacy Dashboards機能が有効になっていることを確認します。

  2.  Viewing Dashboards のページに記載されている手順に従います。

  3. 上記の手順により、ダッシュボードは、Looker インスタンス内および `dashboards-legacy/` を使用した外部リンクを使用した場合、legacyダッシュボードにデフォルト設定されます。

ダッシュボードを表示中に一時的にlegacyダッシュボードの表示に切り替えるには、ブラウザのURLバーに表示されているダッシュボードURLのdashboards/dashboards-legacy/に置き換えます。Admin > General > Legacy Features >  Revert to Legacy Dashboards を有効にする必要はありません。URLを一時的に変更してもダッシュボードに変更は保存されず、Lookerインスタンス 内で再びダッシュボードにアクセスすると、新しいダッシュボードの表示となります。

LookMLやAPIで作成したダッシュボードをLegacyダッシュボードに戻す

preferred_viewerパラメーターが未設定の場合、Looker 21.20では、ダッシュボードは新しいダッシュボード表示になります。

LookMLダッシュボードおよびAPI経由で作成されたダッシュボードでは、ダッシュボードのpreferred_viewerパラメータをdashboardsに設定すると、ダッシュボードがLegacyダッシュボード表示に戻されます。

preferred_viewerパラメータの詳細については、Dashboard parametersページまたはCreate DashboardUpdate Dashboard のページを参照してください。


 

リンク、ブックマーク、および埋め込みダッシュボードをLegacyダッシュボードに戻す

リンク、ブックマーク、および埋め込みダッシュボードをLegacyダッシュボードとして戻すには、dashboards/ の代わりに dashboards-legacy/を使用するようにリンクを変更します。

埋め込みダッシュボードリンクの詳細については、プライベート埋め込みおよびシングルサインオン(SSO)組み込みのドキュメントページを参照してください。


 

ダッシュボードのURLルーティングの変更を延期する

インスタンス上のすべてのダッシュボードについて、Legacyダッシュボードからダッシュボードへのアップグレードを延期するには、Admin > General > Legacy Features >  Use old dashboard routes 機能を有効にします。この機能は、Looker 21.18ではデフォルトで有効になっていましたが、Looker 21.20以降ではデフォルトで無効になります。



 

この記事は英語のこちらの記事の翻訳バージョンです。

情報は2021年12月14日時点のものです。

またアップデートがありましたらお知らせいたします。

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