Looker 7.8 リリースノート

リリース予定スケジュール

リリース開始日: 2020/5/17
リリース完了およびダウンロード可能: 2020/5/28 2020/6/1
APAC地域は日本時間2020年 5月29日 6月2日のリリースを予定しています
リリース予定日は変更となる可能性があります。予めご了承ください

リリース予定の変更など、リリースに関する重要な通知はLooker Technical Contacts 宛にメール配信されます。Lookerの管理画面よりTechnical Contactsの登録をお願い致します。
その他リリースに関する概要はこちらをご参照ください。

過去のリリースノート
レガシー機能の終了スケジュール

重要なお知らせ:
オリジナルのリリースノート(英語版)は標準のLooker documentationにて掲載されます。以下リンクよりご参照ください。
Looker 7.8 Release Highlights
Looker 7.8 Changelog

その他日本語のLookerドキュメントリスト

本スレッドへのコメントは公式には追跡されないことにご注意ください。ヘルプ・リクエストや障害報告については、新規トピックを追加いただくかLooker Help Centerからご連絡ください。

リリース・ハイライト

Aggregate Awareness

Lookerは、データベース内の最も効率的なAggregate table (集計テーブル) を特定し、クエリを実行します。

  • Aggregate awareness は、データベースクエリのパフォーマンスを向上させ、LookMLの中にAggregate table (集計テーブル) を定義することによってクエリコストを減らすことができます。
  • Aggregate table は粒度の細かいテーブルをロールアップしたものになります。
  • Lookerは、可能な場合に、粒度の細かい大きなテーブルの代わりに自動でAggregate tableに対してクエリを実行します。

永続的派生テーブル(PDT)の並列作成

複数のPDTを同時並行で作成することができます。

  • 接続毎に一度に作成できるPDTの数を設定することができます。
  • デフォルトでは並列数は1に設定されます。接続設定のMax PDT Builder Connectionsで並行数を増やすことができます。

Data Dictionary(データディクショナリー)

Data Dictionary の Extension が利用可能になります。
LabsExtension Framework をONにし、マーケットプレイスからData Dictionaryをインストールして下さい。

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  • Data Dictionary では、選択したモデルとエクスプローラのフィールド定義を一元化して閲覧することができます。
  • 各フィールド項目をクリックするとフィールドプロファイラが表示されます。ここでは選択した特定のフィールドについて、最大・最小値や値の分布をプレビューすることができます。
  • クイックフィルターを使うことで簡単にフィールドを探すことができます。
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  • Data Dictionary はLookerの パーミッション 構造を保持します。ユーザーは、アクセスすることができるModelのみ参照することができます。

    Model Setのパーミッションが Allに設定されているユーザーはそのまま全てのModelについてData Dictionaryを参照することが可能です。Allではなく個別に設定されているユーザーについては、別途Model Setに data-dictionary のパーミッションを設定する必要があります。詳細はこちらをご参照ください。

マーケットプレイスの新たなコンテンツ

Looker マーケットプレイスで、新しいコンテンツ及びアップデートされたコンテンツが利用可能になります。

  • 新たにRadial Gauge ヴィジュアライゼーションがご利用いただけます。

  • New York Times と Johns Hopkins が公開している Covid-19 (新型コロナウイルス) 関連のデータを用いたModel及びダッシュボードがご利用いただけます。

  • 新たにBraintree ブロックがご利用いただけます。

その他の追加機能

  • Groupのリストおよび編集ページについて、数千のGroupでもシームレスに管理できるようにパフォーマンスの改善された新しいUIがご利用いただけます。新しいUIを使う場合はLabsから New Groups Page を有効化してください。

  • 管理 > Scheduled Email のEmailed Data Policyで、Send Data Only が選択できるようになります。これにより、LookerへのLinkがEmail上記記載されないようになり、HIPAA対応など機密データの取り扱いをサポートします。同様に、Linkのみを含めるオプションも選択できるようになります。

  • Whitelabelの機能により、Lookerアカウント設定時のWelcome Emailや、サインアップのページからLookerのロゴ等を消すことができるようになります。またアラートメールからもLookerロゴ及びリンクを消すことができます。

    Whitelabel 機能については有償オプションとなりますため、ご利用希望の場合は別途担当営業またはCSMへお問い合わせください。

  • Javascriptイベントに、新たにクエリの返却結果がRow limitを超えたかどうかを示す truncated 属性が追加されます。Row limitはユーザーが指定したもの、もしくはLookerのデフォルトである5000行となります。

  • ダッシュボード (ベータ) のタイルのタイトルが非表示にできるようになります。

  • プロジェクトインポートのバージョン解決により、マニフェストファイルに追加された依存関係を管理するためのロックファイルが作成されます。依存関係のブランチ名またはコミットハッシュを指定することができます。マニフェストに最初の依存関係を追加すると、ロックファイルを作成するためのプロンプトが表示されます。

  • LookML リファインメントが有効になっている場合、オブジェクトブラウザーはユーザーをインクルード順で最後のリファインメントにナビゲートします(2つ以上ある場合)

  • SQL RunnerとLookML generatorでAmazon Redshift が外部スキーマ(Amazon Spectrum)を表示できるようにサポートします。
  • Packed Bubbles ヴィジュアライゼーションに新しいカラーパレット、また値のフォーマットオプションが追加されました。

  • Multiple Value ヴィジュアライゼーションがテーブル計算とドリルをサポートするようになりました。

その他の変更機能

  • Slack AppはLabs機能から有効化する必要なく利用できるようになりました。

  • Labs機能の MarketplaceLocal Project Import が有効になっている場合、インスタンス上の全てのユーザーに Looker マーケットプレイス が見えるようになります。尚、コンテンツのインストールには develop, manage_models, deployのパーミッションが必要となります。

  • エクスプローラ設定の Get LookML… オプションが以下のようになります:
    Dashboard LookML , Aggregate Table LookML , Derived Table LookML .

  • see_datagroup パーミッションがModel指定となります。

  • マージリザルトについて、ソースクエリが変更される、またはマージフィールドが変更された場合、対象のマージリザルトが無効になります。

その他のFIX

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